いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療

いびきや睡眠時に呼吸が止まるなど、自覚症状があったり、パートナーからの指摘があったら、専門医療機関(多くは耳鼻科や内科)を受診しましょう。
いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療には以下の3つがございます。
- 内科的治療:耳鼻科医や内科医の行う、鼻から「圧力を加えた空気」を送り、気道を広げる方法
- 外科的治療:外科医の行う扁桃などの形成外科手術
- 歯科的治療:歯科医がその人にあった歯科装具を作る方法
歯科で行ういびき・睡眠時無呼吸症候群の治療
専門医療機関で睡眠時無呼吸症候群と診断された方に装具装着の希望があれば、その方にあった装具を作り、寝方指導を行います。
装具には保険適用の物(上下一体型)をはじめ様々な種類がございます。当院では顎関節に負担の少なく、上下の顎が自由になる上下分離型歯科装具(サイレンサー)をお勧めしております。
上下分離型歯科装具(サイレンサー)のご紹介

いびきをかく方、睡眠時無呼吸の方は、口を閉じて寝る事に大きなストレスを感じます。
保険適応型装具は、上下一体型の物しかない為、費用は抑えられても、装着していることが気になって寝付けない、顎が痛くなるなど症状がでやすい為、上下の顎が自由になるサイレンサーで快眠をサポートする事をおすすめしています。

このサイレンサーは、顎に対する負担具合やいびきの大きさに対して調節機構を持っておりますので、一般的な上下一体型装具とは比較にならない程、楽に装着できる物です。装着しながら、会話もでき、水を飲んだりもできます。
サイレンサーのメリット・デメリット
メリット
- 薬などのように副作用がない
- 手術をしない為、痛くなくしかも安全
- 口呼吸が治らなくても効果が出る
- 一体型と違って、顎関節にやさしい
- はぎしり、くいしばりの人でも使用できる
- 装着したまま会話や、水を飲むことができる
デメリット
- 保険適用でない 自費64,000円
- 歯が残ってない人には適応できない
- 歯の動揺の大きい方には、適応にならないことがある