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歯科医の使命

悪性腫瘍の骨転移予防の為、ビスホスホネート剤(以下BP製剤)を始めるにあたり、「将来抜歯の可能性のある歯は全て抜かれてしまう」と静岡市にあるK.S病院の口腔外科医に宣告された方が来院された。まだ49歳なのに。数年前に乳癌がみつかり、最近行った骨シンチグラフィーで骨転移の疑いがあり、BP製剤を始めると言うことなのだ。BP製剤投与自体正しい治療なのだろうが、抜歯を示唆された歯というのは、明らかに根管治療をすれば救えるはずなのに、なんと乱暴なことか。しかも奥歯3本。その方にもう一度口外の歯科医に抜かないで根管治療で治したいと相談してみたらどうですかと言って、わたしなりの手紙を書いて渡したところ、1週間も経たないうちにK.S病院の口腔外科医から抜歯はどうしても必要で、もう抜歯は済んだとの返信が届いた。目を疑い怒りがこみ上げてきた。そしてこともあろうに、私にその欠損部にブリッチを入れろとの事。ブリッチの土台になる歯も、神経のない歯で根管治療が必要なのに、基本がわかっているのだろうか。同じ歯科医として歯の保存学を見つめなおし、歯根膜の大切さを認識すれば考えも変わるはずである。

自分の専門分野からの目線でだけとらえてしまえば泣くのは患者である。

監修者情報

このページは歯学博士・理事長 望月 浩幸(静岡県富士市 望月歯科医院)が監修しています。

監修者:理事長・歯学博士 望月 浩幸(富士市 望月歯科医院)

理事長・歯学博士

HIROYUKI MOCHIZUKI

お口のお悩みやご希望は、お一人おひとり異なります。まずは患者様のお声をしっかりとお聞きし、精密な検査に基づいた「最善の治療法」をご提案したうえで治療に入ることが大切と考えています。
富士市・望月歯科医院の理事長として、地域の皆さまのお口の健康を総合的にサポートしてまいります。

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略歴

1986
東京歯科大学卒業
東京歯科大学にて博士号取得
2009
望月歯科医院に望月歯科インプラントオフィスを併設

資格・学術活動

  • 東京歯科大学、解剖学、生理学教室在籍
  • 日本顎咬合学会
  • 日本歯内療法学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本顕微鏡学会
  • 清水区歯科医師会